何度もすいません

でも今回のはリンチ監督特有の理解不能映画ではなく
「ストレイト・ストーリー」とゆう
ジーンと心に響くおじいちゃんのロードムービーです。
(私ロードムービー大好き♪)
73才のアルヴィン・ストレイトの元に
10年前に喧嘩別れをして絶縁状態だった兄ライルが
心臓発作で倒れたという知らせが入る。
兄が住む家までは約563km。
アルヴィンは車の免許がない。
腰が悪く杖が2本ないと歩けない。
(転んだら1人で起き上がることもできない)
そしてお金もない。
それでもアルヴィンは兄に会いに行く。
誰の助けも借りずに。
時速8kmの中古トラクターに
ソーセージをたくさん積み込んで。
なんてむちゃくちゃな話だって思うけど
これが実話だとゆうのだから驚きです。
最初は、この旅がいかに困難なものか
年を取りすぎててわかんないのかな?
それとも老人の意地?
とゆう感じだったけど
旅の途中、いろんな人と出会い語り合ううちに
アルヴィンの固い意志が伝わってくる。
何が原因でけんかをしてしまったのかなんて
もはやどうでもよく
10年間の空白を自分の力で取り戻したい
子供の頃に並んで星を見た、あの頃と同じように
兄と2人で星が見たい−−−。
旅の途中出会った若者に
「歳をとって良かったと思うことは」
と質問されたアルヴィンは
「細かいことは気にならなくなる」と言う。
「じゃあ、嫌なことは」と聞かれて
「若いころを覚えていることだ」と言う。
若い頃の栄光や自由な身体などもそうだろうけど
戦争を経験し罪の意識に苛まれている彼のこの言葉は重い。
純粋な子供の頃からずっと一緒だった兄に会うことで
兄とお互いを許しあうことで
終わりが近い自分の人生の過ちを許し
自分を解放したかったのか
生命ある者必ず終わりが来る。
感動の多い毎日を生きて
周りの人を愛して
そんな日々を送れたら幸せだ。